ティーツリーオイルの活用


ティーツリーオイルは、オーストラリアに生息する植物ティーツリー学名メラレウカ・アルテルニフォリア の葉を水蒸気蒸留して得られる精油(エッセンシャルオイル)です。


●HISTORY
ティーツリーオイルは、1770年にオーストラリアの南西海岸に上陸した英国海軍のジェームス・クック によって、その効果が再発見されました。
それまでも、オーストラリアに住む先住民アプリジニーの生活に様々な用途で、使われていましたが、 その素晴らしい香りや、樹脂の葉がお茶に代用される事から、ティツリーと名づけられました。
このフトモモ科に属するこの木の葉は、素晴らしい効用を持っており、20世紀には、薬理学的に有効な 物質として、西洋社会で認められていきます。
オーストラリア政府の研究者、A・R・Penfold博士は、ティーツリーについて、研究を行い、現在人気の ある、ハーブオイルであるティーツリーの様々な効用を発見しました。
1940年代には、オーストラリアにおいて家庭にひとつの必需品となり、政府はティーツリーオイルの 製造業者は兵役を免除するほどになり、1950年に、イギリスの公式な処方集に登場する ことになりました。


●オーストラリアでは、特産品でもあるティーツリーオイルの基準を3段階に設定しています。
主な有効成分である、テルピネンー4−オール、1.8−シネオール、及び独特な香り
によって、決められています。

   分類 テルピネン シネオール         香り  外観
薬用グレード 35%以上 5%以下 マイルドな刺激臭 透明
商用グレード 35%以下 5%以上 強い刺激臭 琥珀色
工業グレード 30%以下 8%以上 強い刺激臭 琥珀色

有効成分である、シネオールは、育成する場所、土壌、季節によって、含有量に6-16%もの差が発生 します。
このシネオールという成分は、呼吸器系疾患の苦痛の軽減には、薬理効果がありますが、 皮膚、粘膜に対しては、刺激性を示す為、「医療目的に使用するなら、シネオール含量の 少ないティーツリーオイルのみを用いるべきだ」と多くの研究者が述べています。
 
「注」この製品は飲用は出来ません。


●ティーツリーオイルの6つの特徴
 1.抗菌、消毒力
 細菌、ウイルス、真菌の3種の感染性病原体の全てに対して、有効であることが認められています。
 軽い切り傷や擦過傷、軽度の火傷、発疹、にきび、水虫、など。ご家庭の応急処置のために使用出来ます。 また。歯周病の原因カンジダ菌にも効果を発揮します。

 2.抗炎症、鎮静作用
 炎症を抑える作用で、虫刺されによる局部の発熱炎症の緩和、ひげそり負け、むだ毛処理後の皮膚の炎症を鎮めます。

 3.安全な浸透性
 皮膚の角質層を通過して、皮膚内部に浸透する性質を持ち、筋肉痛や打ち身などによる痛みを皮膚の深い部分で、緩和。組織の細胞を癒して回復作用を高めます。

 4.刺激性が少ない(皮膚への感作性が低い)
 一般にエッセンシャルオイルは、原液では肌に直接作用出来ないものが多い中、
 ティーツリーオイルは、低刺激であることから、肌にも安心です。
 注意:まれにアレルギー反応を示すことがありますので、肌に敏感な方、お子様は
 パッチテストを行って下さい。妊娠中の方の使用はひかえて下さい。

 5.高い溶解力
 天然の洗浄剤(界面活性力)としても注目されています。
 衣類の生地を傷めることなく、シミやこべりついた汚れを、繊維から引き離す力を持ちま       す。
 
 6.アロマ効果
 爽やかで、やや薬草っぽい香りは、気分の鎮静作用もあります。
 香りは直接、中枢神経に働きかけて、精神状態に作用します。また、アロマミストでの使       用で、部屋全体の消毒効果も期待できます。


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